知ることで生きる選択肢が広がる

 

高校生の頃、美大に行きたいなんて時期もあり高校時代はデッサンや美術を勉強していた。

結局大学は服飾を専攻したわけだが、美術史や服飾歴史の授業とか鼻っから興味がなくてやたら分厚くて高い教科書を社会人になる引越しの際に全部丸ごと捨てたことを今更ながら非常に後悔する。

 

 

やっぱり世界を圧巻したデザインにはなんかすごいパワーがあるしちゃんと知らないのも恥ずかしいな、なんて今更ながら思うからだ。

 

 

 

 

その将来の進路に惑う十代最後の頃、何故かわたしはミュシャとかクリムト、ロートレックとかなんかその辺りのアールヌーボーが好きだった。

（多分九州の田舎に来る美術展の偏り問題、触れる機会の数だったんだろうけど）

 

アールヌーボーはなんでそこまでクネクネしたの？って言うあの特徴的なデザインだ。

 

対してアール・デコは東京都庭園美術館の様なもうちょとスッキリしたモダンで直線的なデザイン。

 

 

 

 

と言うように

今なら確実にアール・デコが好きだ！と思うけど、アールヌーボーのあの意味わかんないクネクネ感もそれはそれでやっぱりすごいななんて思う。

 

 

 

自分の好きが変化するのは環境もあるだろうし

そもそも10代の頃のわたしの様に、知識に乏しいと言うことも関与しているかもしれない。

 

 

 

最近目に付く記事で

「好きなことがわかりません」とか「好きな仕事が何かわかりません」みたいな迷い人の問いに著名人が答える、の様なコーナーで

 

 

「好きなことがわからないほど、あなたは世の中のことを知っていますか？」

「少ない選択肢の中から選ぶから自分のヒットするもので出会えていないだけかもしれない」

 

と言う様な回答がなされていた。

 

 

なるほどね・・・

 

 

確かに自分を振り返ると田舎で育ったわたしはヘアメイクなんて仕事自体よく知らなかった

たまたま19歳でその仕事を間近で見たことがわたしの心に火を付けただけで・・・

 

 

 

 

 

そうだ、知識とは選択肢を広げる。

 

やっぱり知っているって大きい。

 

 

 

なんかふとそんなことなどを思い大人になった今、たとえ興味がなくても知らないことを知る、好き嫌いの垣根なく勉強したいと更に感じる様になった。

 

 

 

多分、それはテイストマーケットファッション診断に出会って自分の興味がないことも勉強しなければ

結果的に自分を俯瞰で見ることができないと経験したことが大きい。

 

 

わたしはファッションは好きだが、興味がないテイストは本当に驚く程排除して見て来なかった。

 

だから自分を知る上でも人を知る上でもその理解に苦しんだし、なんなら「あなたのテイスト（つまりは気質や感性）の特徴」とか言われても最初まじで「へー、それで？」くらいだったもんだ。

それだけ鈍感に生きてきたのかもしれない。

 

 

 

知識は自分を助けてくれることが本当に多い。

生きる選択肢や見方を広げてくれることが多い。

 

 

 

思い立ったが吉日とはよく言うけれど

知らないことがあることは逆に楽しいことがまだまだあるってことで

四十路を過ぎても何かを始めるのには遅いことはないと思う今日この頃。

 

 

 

転がりながら次の展開を待って楽しむのもいいよね❤︎

 

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