三上さくらです
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教育とか人を育てるっていうのは
ずっとどこか完璧な人間がすることだと思っていた。
でも完璧な人間など存在するわけはなく、間違ったり葛藤したりちょっとずつ学んでいく以外ない。
若い頃は随分と気負いしていたなぁと感じるし完璧主義な自分に気付かずに過ごし
自分や他人を随分責めてきたものだと感じる。
20年以上前の大学時代の教育実習、指導教官は君は教員に向いているとやたら褒めてくれたが「社会経験人生経験が少ない私のようなペーペーの人間に教育はできない」と心底思った。
会社員時代の新人教育係、ヘアメイクになりたいと入ってきた子たちなのになんで努力が出来ないんだろう?っと理解に苦しんだ時代、今思うとそれぞれの目指し方やスタンスが違うということだった。
その後もことあるごとに後輩指導というものは付き纏った。
テイストマーケット診断を学んで、人の気質とは本当に様々でかつ人にはそれぞれの持ち場のようなものがあると知った。
人と自分がどれほど違うか?を知るということを理論的に科学的に知るというは私の人生において自身の傲慢さに気付く大きな出来事だった。
ヘアメイクレッスンを始めてこの5年前は、まさか自分が人に教える仕事をするなんて嘘だろ!青天の霹靂!っと思ったけれど、今ではこれが結構楽しい。
それは何故か?
私が伝えていることはテクニックだったりするけど、それはきっかけに過ぎず「なんか楽しい!人生が楽しくなった!」っと言ってくれる受講者の方を見ていると私の役割はこれだなと確信めいたものを感じるからだ。
物事はもしかしたら案外シンプルなのかもしれないとさえ思う。
どうしても完璧にきちんと教えないといけないと頭でっかちになっていた20代の頃
今思うと傲慢だった。
そうそう
自分の傲慢さを更に見せつけられたのは保護犬を迎え入れた一年前。
うちは野犬の子の保護犬なのでペットショップの子や愛玩犬とは訳が違う。
自分のこれまでの「犬ってこういうもん」っという常識をいくつもガラガラと崩された。
そもそも散歩嫌いとか意味わかんないし!?
そして、犬のしつけとはなんとも時間がかかり根気がいるものだと知った。
待つということ、信じるということも教育のひとつだと気付いた。
まさに忍耐力だ。
教育に正解など存在せず、自分にとってのベストな答えを出すしかないと学んだ。
いつも「教育」に関して逃げ腰というか苦手意識があって避けてきたけどその理由が今ならはっきり分かる。
人はコントロールできないのだ。
決して思い通りになどいかない。
信じて待つことしか出来ないし、相手の課題を自分が変わってやることなど不可能。
その人のことを思って最善を尽くしているようで実は自分が気持ちよくなりたいだけの傲慢さに気付くことの方が多い。
さて、何故私の人生でいつも「教育」が付きまとってきたか?
それは「自身の人生の課題・苦手克服」の為だったんだなと今は思う。
教育とは究極のコミュニケーションの鍛錬の場だし自分軸を試されまくる。
ほんと、この世はうまく出来ているものだ。
見て見ぬふりしてもちゃんと課題をやりたまえーっと向こうからやってくる笑
全てが今に繋がっているなっと思うと人生というのは実に面白いものである。
そして今の積み重ねが私を創造していくことは確かなことだと感じる。
40代になった今は結構楽しんで「育む」ことに取り組んでいるように思う。
人は幾つになっても成長出来る!それを一緒に共感して喜べる幸せはとってもありがたいことだし
何より人が楽しそうなのは単純にすごくイイ。
人間って面倒くさくてなんか丸ごと愛おしい!
最後までお読み頂き有難うございました!!
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