三上さくらです
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誰にとってもあの日は少なからず衝撃的だったかと思います。
私にとっても本気で「今」を考える出来事となりました。
3.11のあの時、みんなが絶望を感じていた様に私も絶望を感じていました。
私が住む東京も、まぁ、パニックでした。
そんな中、撮影はあるんです。
TV収録だって、演者がまだまだ続く余震で怖がっていてもあるんです。仕事だから。
なんか疑問でした。
私は、その春すぐ控えていた武道館ライブのメインヘアメイクでもあったのですが
未曾有の出来事にも関わらず、やはり程なくしてリハもありました。
リハがある浦安までタクシーで行っておっきく曲がった道路を見て
絶望と無力感に苛まれました。
「私の仕事って意味あんのかな?」
「私、このままでいいのかな?」って。
なんか求められるまま仕事して(好きなことを仕事にしてそれなりに充実感はあったけど)このままでいいのかな?って。
そこに至るまでも決して簡単なプロセスでは無かったはずなのに
私は私の人生を自分できちんと歩けてるのかな?「今」をちゃんと生きてるのかな?って。
強烈な急ブレーキボタンを押された感覚を今でもはっきり覚えています。
「私は私の人生をもっとちゃんと生きたい、自分は誤魔化せない」
私は不器用なので一旦、全部止めて立ち止まりました。
そこからの10年。
本当の意味での葛藤や苦しみがありました。
自分と向き合ってきたつもりだったけど、ほとほと「つもり」だったなって思い知らされました。
でも思い切って行動して改めて再度感じた事は
やはり人生とはそもそも苦しいが前提だと言うこと。
そして人は誤魔化せても自分は間違いなく誤魔化せない。
どこまでも正直に生きてこそ、次の展開が待ってること。
ヘアメイクなのに
毎回毎回、なんでそんなに「気質の話」をするの?ともし思われたなら
私にそう言う背景があるからなんです。
「自分を知ることで楽になることもある」のは確実だし
その人にとってのヘアメイクって、常にその人の世界観の延長にあるものだと感じています。
それは多分、メディアにおいて大人の事情で「求められるキャラ」のヘアメイクとその人本来の世界観の上に成り立つヘアメイクがある種「別」であるなと体験したから。
みんなそれぞれの世界観があってそれは絶妙に違う。
それが交錯して、社会って構成されている。
あなたが大事にしているあなたの世界観ってどんなものでしょうか?
それは「今」の生き方に通じるかもしれません。
最後までお読み頂き有難うございました!!
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